ショット縉雲
縉雲の重要な新事業
産業の中心地として知られる浙江省の縉雲は、非常に良い生態環境を有し、中国産業における環境意識の向上の焦点になっています。2012年、SCHOTT Pharmaceutical Packagingは、Xinkang社(現在ショットが所有する会社)と共同で、この地域に新工場を建設しました。より高品質な製品とサービスを現地市場に提供することを目指しています。2018年、ショットはこの企業の単独株主となり、2020年に社名を、SCHOTT Pharmaceutical Packaging (Zhejiang) Co, Ltd.に変更しました。
そして 2019年8月、利津工業団地にもう一つの工場を開設しました。2020年、縉雲にあるショットのガラス管工場が製造を開始し、現在、中性ホウケイ酸ガラス管の生産・供給拠点となっています。この高品質なガラス管は、成長する中国市場と世界中の製薬業界に対応する最先端の医薬品パッケージアプリケーションの製造に理想的です。
ショットが提供するサービス
市場と用途
ショットとSCHOTT Pharmaは縉雲県に2つの生産拠点を持ち、いずれも2050年までに世界最大の市場になると予測されている中国の医薬品市場に製品を供給しています。縉雲工場では、耐久性と耐薬品性に優れた堅牢なホウケイ酸ガラスを加工し、揮発性のある物質の包装に長期的な信頼性を確保しています。医薬品用パッケージ工場では、このガラス管を命を救う医薬品を包装する幅広い製品へと加工します。例えば、ショットが製造した医薬品用バイアルは、世界中の新型コロナウイルスワクチンプロジェクトの75%で使用されています。
製品
縉雲県で、ショットは医薬品パッケージの世界基準である FIOLAX®ホウケイ酸ガラス管を製造しています。さらに、SCHOTT Pharmaは、中国や海外の商業パートナーや顧客の要求を満たす医薬品の容器とデリバリーソリューションを製造しています。
所在地
地域について
美しい自然に囲まれた近代的な産業拠点
縉雲県は、浙江省南部、中国東部の丘陵地帯に位置し、杭州の南東にあります。中国では有名な観光地で、息を呑むような山や川の景色が、快適な気候の中で楽しめます。麗水(リーシュイ)市は、森林率が80%を超え、中国の「グリーンバレー」として知られる地域です。一方、縉雲県は鉄鋼や繊維製品の生産が盛んな工業地帯です。