SCHOTT® low-loss
高周波アプリケーション分野における新しい基準を設定するSCHOTT® low-loss ガラスは、先進的なパッケージング材料として、今後の発展が期待されています。その低い誘電率特性により、効率的な広帯域アンテナソリューション、カスタマイズされた通信技術、そして高精度なレーダー応用などが可能になります。SCHOTT® low-loss ガラスは、極めて滑らかな表面とナノメートルレベルの精度を備えており、GHz帯域における卓越した性能と効率性を実現しています。これにより、次世代のデータ通信技術の基盤を整備しています。
高性能を実現する低誘電率
Dk = 4.0 の低誘電率を持つ SCHOTT® low-loss は、信号遅延を最小限に抑え、高いエネルギー効率を実現します。この特性から、広帯域アンテナソリューションに最適な材料といえます。この素材は、最高品質の有機高周波基板と同等の性能を発揮します。5G/6G通信、高速デジタル回路、無線周波数やマイクロ波システムに最適なソリューションです。
低誘電損失によるきわめて高い効率
この低誘電損失ガラスは、誘電損失tanが10GHzにおいて0.0021と極めて低い特性を有しています。この特性により、無線周波数(RF)アンテナおよびコンポーネントの性能を大幅に向上させることができます。その結果、信号伝送の改善、高いエネルギー効率、熱ストレスの低減が実現されます。これらの特性は、宇宙分野、高周波レーダー、最新の通信システム(5G & 6G)、先進的なIoT機器などの重要なアプリケーションに不可欠となっています。
高周波アプリケーション向けの優れた性能
SCHOTT® low-loss ガラスは、高周波アプリケーション向けに非常に優れた特性を発揮します。このガラスを用いることで、強力かつ高精度なアンテナ内蔵パッケージ(AIP)ソリューションを実現できます。また、この材料の熱膨張率は半導体業界のニーズに完全に適合しているため、シームレスな実装が可能です。アルカリ成分が低いため、化学的な安定性に優れており、SCHOTT® low-loss ガラスは過酷な環境下でも理想的な選択肢となります。加えて、60GHz以上のRFアプリケーションにおいても優れた性能を発揮します。最小限の信号遅延と卓越した効率を提供するこのガラスは、要求の厳しい環境でも信頼性の高い性能を発揮します。
