CoralPor®多孔質ガラス

SEM画像を見ると、CoralPor®多孔質ガラスはその名の由来となったのサンゴ骨格の構造に似ています。高倍率では、無数の細孔とチャンネルが確認できます。他の多孔質材料と比較して、多孔質ガラスの主な利点は、極めて剛性かつ圧縮性に強い構造をしていることによる、高い耐薬品性、耐熱性、および優れた機械的強度にあります。ショットは、特性、生産工程、用途が異なるナノポーラスガラスとマクロポーラスガラスを提供しています。両方に共通していることは、厳密に制御された熱処理と化学処理によって生成される 開放多孔性です。

多孔質ガラスのコア技術特性

耐久性

ガラスの無機特性は、多孔質ガラスに高い機械的、熱的、化学的耐性付与し、無機ポリマーソリューションと比較してより堅牢な選択肢なります。

多孔性に対する厳密な制御

この構造は、定義された細孔の大きさ、細孔の容積、細孔の大きさ/直径分布を有する広い規模でモデル化することができます。

さまざまな形状とフォーマット

CoralPor®ナノポーラスガラスは、粉末または、ムク棒、プレート、パイプ形状の大型のモノリスとして利用できます。 CoralPor®マクロポーラスガラスは、顆粒およびモノリスとしてご利用いただけます。

順応性のある素材

多孔性と形状に加えて、製造とコーティングプロセスによって影響されるマクロポーラスガラスの更なるパラメーターには、ガラス組成、密度、屈折率、CTE、色が挙げられます。

ナノポーラスガラス or マクロポーラスガラス?

ショットは、ナノメートルまたはマイクロメートル単位の2種類の、あらゆる用途に適した多孔性材料を提供しています。 異なる孔径範囲の典型的な用途の例を、下の図に示します。

多孔質ガラスの異なる孔径範囲に対する典型的な用途例を示すグラフ

CoralPor®ナノポーラスガラス

技術データ

CoralPor®ナノポーラスガラスの技術データ CoralPor®ナノポーラスモノリス CoralPor®ナノポーラスガラス粉末
形状 ムク棒、ディスク、プレート 粉末
平均細孔径 4~10 nm  4~400 nm
比表面積 100~170 m2/g  7~130 m2/g
特定の細孔容積 0.2~0.3 cm3/g 0.4~2 cm3/g
 

 

典型的な細孔径分布

CoralPor®ナノポーラスガラスモノリスの典型的な細孔径分布を示すグラフ

CoralPor®ナノポーラスガラス粉末の一般的な細孔径分布を示すグラフ

 

ナノポーラスガラスの製造工程 

ナノポーラスガラスの製造工程を示す図

 

 

 

CoralPor®マクロポーラスガラス

技術データ

CoralPor®マクロポーラスガラスの技術データ CoralPor®マクロポーラスモノリス  CoralPor®マクロポーラス顆粒
形状 ムク棒、ディスク、プレート 顆粒
平均細孔径 通常、1~500μm 通常、1~300μm
細孔径分布 お客様のご要望により異なります お客様のご要望により異なります
多孔率 (%) 10~ 80 % 10~ 80 %

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小野 崇広